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【2025年03月発売】
[BOOKデータベースより]
動員されるだけの民衆から、自立し要求する民衆へ。指導するだけのエリートから、民衆の要求を政策化するエリートへ。サバルタン研究が曖昧なまま置き去りにしてしまった民衆を、エリートとの双方向的関係から改めてとらえ直す。
エリートと民衆―インド近代史研究における議論と問題点
[日販商品データベースより]第1部 エリートと民衆の出会い(民族主義と非バラモン主義;労働者の覚醒)
第2部 エリートと民衆の交流(共産主義の流入と受容;秘密組織と合法的大衆組織;混乱の時代―共産主義勢力の分裂;中央から地方へ―行動プログラム決定権の移動と現実路線の確立;労働者リーダーの誕生)
第3部 エリートと自立にむかう民衆(マドラス州会議派政権の誕生;労働者の自立と会議派の変質)
「周縁」から見るインド史の構築にむけて
1920年代初頭に開始された共産主義運動と非バラモン運動は、民族運動とともに民衆とエリートをつないでいった。また各運動間でも、民衆の支持をめぐって相互に競い合いつつ影響を与え合い、その中から民衆は自己の存在意義を自覚して自尊心を培い、エリートたちも民衆からの要求に応えうる新しい政策を作りだしていく。この相互浸透こそが、やがて国民会議派を変容させ、さらに戦後のインド型議会制民主主義を生み出す原動力となっていくのであった。複雑な地域性とカーストなどをもちながら、独自の民主主義国家となったインドの近代を、エリートと民衆との双方向的関係を通して描き出す。
サバルタン研究が曖昧なまま置き去りにしてしまった民衆を、新たな方法でとらえ直す野心的な試み。