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- 北区の太
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太い
タイトルからは内容が想像つかないと思うが、“太い”女性の本である。これは体型のことではない。体型はむしろ逆で細身の女性が持つ強さを“太い”と表現しているのだが、その太さが半端ではなくすごい。こんな女性が現実にいるのかどうか、(男である自分には)分からないのだが、そういう女性を描き出している作者も女性。こういう本を読むと、(精神的に)強く生きるということに対しては女性にかなわないなあと思ってしまう。最初に結論が書かれ、そこに至る過程を回想して行く内容なのだが、この女性の生き方は哀しく強い。良い本です。是非、読んでみてください。
[BOOKデータベースより]
朝霞、新座、志木―。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる―。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。
[日販商品データベースより]「おまえ、あのとき、なに考えていたの?」
「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね。ちょっと」
朝霞、新座、志木――。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。
50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる――。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。