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[BOOKデータベースより]
平安時代の年中行事を知ることは、当時の文学を理解する上で重要である。行事について知ろうとする上で不可欠なのは、中国文化がどう関わっているかである。その中で浮かび上がって来る問題に、菅原氏の果たした役割、定着した行事の変遷、文学作品が行事をどのように描いているかがある。本書は、日本・中国の諸資料を読解しつつ検討した結果の報告である。文学・歴史のみならず、当時の文化全般について、新たな知見を提示することとなろう。
第1部 菅原氏と年中行事(菅原氏と年中行事―寒食・八月十五夜・九月尽;是善から道真へ―菅原氏の年中行事;寛平期の年中行事の一面;菅原道真と九月尽日の宴)
[日販商品データベースより]第2部 年中行事の変遷(子の日の行事の変遷;寛平期の三月三日の宴;五月五日とあやめ草;重陽節会の変遷―節会の詔勅・奏類をめぐって)
第3部 歳時と文学(『土佐日記』の正月行事―「屠蘇・白散」をめぐって;武智麻呂伝の「釈奠文」―本文批判と『王勃集』受容;『伊勢物語』の三月尽;老鴬と鴬の老い声;花散里と『白氏文集』の納涼詩;『更級日記』の七夕歌;大江匡衡の八月十五夜の詩;『源氏物語』の九月尽―光源氏と空蝉の別れ;『古今集』の歳除歌と『白氏文集』;『躬恒集』の追儺歌;大江匡衡「除夜作」とその周辺)
平安文学と向きあうに当たって、年中行事や四季の風物とのかかわりを考えることは重要な意義を持つ。平安時代の年中行事に中国文化がどう関わっているのか、菅原氏はどのような役割を果たしたのか、定着した行事はどのように変遷したのか、文学作品は行事をどのように描いているのか、これらの問題を日本・中国の諸資料を読解しつつ検討した。文学・歴史のみならず、当時の文化全般について、新たな知見を提示する。