- 前川佐美雄
-
二十世紀を力強く生き抜いた昭和の大歌人
コレクション日本歌人選 072
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784305709127
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
二十世紀を力強く生き抜いた昭和の大歌人
コレクション日本歌人選 072
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
[BOOKデータベースより]
塚本邦雄、山中智恵子、前登志夫ら俊才を輩出し、精神の丈高さによる象徴表現を生涯追求し続けた歌人。
やまやまをめぐらして大和国内の雪の白きをさびしみ生くる
[日販商品データベースより]かなしみを締めあげることに人間のちからを尽して夜もねむれず
何んといふ深いつぶやきをもらしをる闇の夜の底の大寺院なり
顔やからだにレモンの露をぬたくつてすつぱりとした夏の朝なり
一傘の樹陰にわがねるまつぴるま野の蝶群れて奇しき夢を舞ふ
いますぐに君はこの街に放火せよその焔の何んとうつくしからむ
野にかへり野に爬虫類をやしなふはつひに復讐にそなへむがため
植物はいよいよ白くなりはててもはや百年野にひとを見ず
うまれた日は野も山もふかい霞にて母のすがたが見られなかつた
道道に宝石の眼がかくれゐて朝ゆふにわれの足きよくせり〔ほか〕
塚本邦雄、山中智恵子、前登志夫ら秀才を輩出し、精神の丈高さによる象徴表現を生涯追求し続けた歌人。