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[BOOKデータベースより]
自然とは何か、生きるとは何なのか―心を揺さぶる言葉の数々とともに、主義主張を超え、年代を超えて詠まれたさまざまな俳人の「いのちの俳句」を今、未来へ贈る。蛇笏賞・読売文学賞・小野市詩歌文学賞を受賞した句集『萬の翅』から五年。はじめて語られる震災詠一〇〇句の背景。
第1章 震災一〇〇〇日の足跡(茅吹く蘆に祖霊を見る;瞬間を切り取る詩、俳句;無名の力;俳句のこれから)
第2章 一〇〇〇日以後(「自然」と「人間」はどう詠われてきたか;「言葉の力」のありか;みちのくの虫たちと俳句;津波に消えた句会;時間の止まった町;狼からのメッセージ)
第3章 震災詠一〇〇句 自句自解