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[BOOKデータベースより]
生起する存在の肉を言葉で刻み、削ぎ、あらわになった詩の骨から世界は始まる。そこに胚胎する透明な祈り―注目の新鋭の第2詩集。
狂々
[日販商品データベースより]杏子狂騒
春わく
割れ目
けものみち
開く春
青光る
風景
黒の痕
ヘチマ
きみの背骨
ねむねむ
わたし、チョコレート
夕立
殻
羽化
ゆうれい兄弟のおばけお兄ちゃん
セスナ
善知鳥
薔薇幻想
日蝕
ひとり転がった地面の
花という花から毛が生える/土という土から春が溢れている/
わたしの許しなく
(「狂々」)
「作者は猥雑かつ猥褻な世界に身をゆだねるのではない。逆に蹴りつけて地団駄を踏みたいのだ、「わたしの許しなく」存在している世界を、それこそ最終連の二行「荒らすほどに/厚みを増して」」(三浦雅士)。
生起する存在の肉を言葉で刻み、削ぎ、あらわになった詩の骨から世界は始まる。そこに胚胎する透明な祈り―注目の新鋭の第2詩集。