大いなる歌

ロス・クラシコス　１２
Ｃａｎｔｏ　Ｇｅｎｅｒａｌ

現代企画室
パブロ・ネルーダ　松本健二　

• 価格: 5,060円（本体4,600円＋税）
• 発行年月: 2018年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784773818109

内容情報

[BOOKデータベースより]

詩を読む（音読する）悦び、聴く楽しさ。詩によって想像力が膨らむ愉しみ。２０世紀スペイン語詩の巨人ネルーダが謳う、アメリカ大陸の過去と現在をつなぐ壮大なる叙事詩、待望の完訳成る！

地の灯り
マチュピチュの高み
征服者たち
解放者たち
裏切られた砂
アメリカ大陸よ　その名を無駄に呼び出しはしない
チリの大いなる歌
その地の名はフアン
樵よ目覚めよ
逃亡者
プニタキの花々
歌の川
闇に沈む祖国へ宛てた信念の賛歌
大洋
私とは

[日販商品データベースより]

詩を読む（音読する）悦び、聴く楽しさ。

詩（ことば）によって想像力が膨らむ愉しみ。

20世紀スペイン語詩の巨人、ネルーダが謳う。

アメリカ大陸の過去と現在をつなぐ、壮大なる叙事詩、待望の完訳成る！

ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』（水声社）に続く、ラテンアメリカ文学の金字塔。

本年の海外文学出版における最大の注目作！



「そのとき私は失われた密林の鬱蒼たる藪から

土の梯子をお前に向けて登った

マチュピチュよ



石段に抱かれた気高き都市よ

地と陸がその眠れる衣装に

隠し切れなかった者の住み処よ



そこでは稲光と人のゆりかごが

棘のある風に吹かれて

二本の平行線のように揺れる」

（本書「マチュピチュの高み」より）