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[BOOKデータベースより]
少々寂れた神社、飛泉稲荷。次男坊の伊織は見習い神主だ。ある朝、あやまって境内の池に落ちてしまい…目覚めると、そこは神様の国の飛泉稲荷だった。こうして神様の眷属である豪放磊落な狐の紅蓮、そして狛狐のふたりの子供たちとともに神主兼食事係として暮らすことになった伊織。ほどなくして、飛泉稲荷が困窮しているわけは、大切なご神体である太刀をライバル神社の眷属・狼の雷切に奪われたことにあったと知り…。