[BOOKデータベースより]
終わりあればこそ、生きている実感が湧いてくる。日常に点在するさまざまな「死」を通して、「生」の意義を考える、宗教学者の蘊蓄あれこれ。
1 となりの死(死ぬのが怖いのは、なぜ?;人はいつ、死ぬの? ほか)
2 誰かの死(親しい人や家族を亡くして悲しいのは、どう癒せばいい?;家族を亡くした人にしてあげられることは? ほか)
3 自分の死(自分がいつか死ぬなんて、想像できませんが…?;余命宣告されたら、何をしたらいいんだろう? ほか)
4 巷の死(臓器提供した身体の一部は、ずっと生きている?;かっこいい死に方って、あるの? ほか)
あのひとが死にました。夢に出たんです。死ぬのはこわいですか? いい死に方はありますか? 臓器をあげれば生き続けられますか?
知人が大切な人を亡くしたときどうすればいいか? 地獄より天国のほうが歴史的に新しい? 「ご臨終です」のタイミングは将来的に変わるのか? 自殺は悪いことなのか? では、尊厳死は認めてよいのか? など人生100年時代の死に関する素朴な疑問を多数取り上げ、宗教学者の視点でやさしく解説。