この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 戦国の山城をゆく
-
価格:726円(本体660円+税)
【2024年10月発売】
- 家康はなぜ乱世の覇者となれたのか
-
価格:737円(本体670円+税)
【2024年12月発売】
- 信長の革命と光秀の正義
-
価格:880円(本体800円+税)
【2020年01月発売】
- 日本はこうしてつくられた 2
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2022年07月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
北区の太
-
本能寺の変をグローバルにとらえた本
数多くある「本能寺の変」の謎に挑む本の一冊。日本の戦国時代を世界の動きの中でとらえようとしている点が他の著作とは一線を画しているところかな。確かにこの視点での分析は、その後の江戸時代というフィルタがかかっているため、なかなか見えにくく、それがよけいに「本能寺の変」の真相を分かりにくくしているのかも。この作者のたてた仮説は、自分の足で集めた情報も散りばめられており、なかなか説得力がある。他の著作は、信長個人、光秀個人に焦点をあて、その性格・ひととなり等から分析している、非常に情緒的な内容となっているキライがあるが、この本は当時の世界の動き=「大航海時代」=の中に戦国時代を位置付け、客観的に分析出来ているように思う。信長・光秀どちらにも肩入れ(感情移入)することなく分析している好著。
[BOOKデータベースより]
戦国時代は世界の大航海時代だった。スペインやポルトガルは世界中で植民地獲得に乗り出し、その波が鉄砲やキリスト教伝来という形で日本にも押し寄せていた。織田信長はこれにどう対処するかという問題に直面した、わが国初の為政者だったのだ―。安土城跡に発見された「清涼殿」の意味、スペインからの使者・イエズス会ヴァリニャーノとの熾烈な交渉、そして決裂。その直後に本能寺の変は起きた…。江戸の鎖国史観から見ていてはわからない、世界史における本能寺の変の真実。信長が背負っていた真の孤独とは。
第1章 消えた信長の骨(秀吉は信長を見殺しにしたのか;富士山麓に埋められた信長の首 ほか)
第2章 信長の真の敵は誰か?(正親町天皇の勅命が、織田信長を滅亡の危機から救った;織田信長の覇業を陰から支えた元関白 ほか)
第3章 大航海時代から本能寺の変を考える(隠された信長;キリスト教禁教、イエズス会との断交)
第4章 戦国大名とキリシタン(黒田官兵衛の実力とは;加藤清正の経済力 ほか)
おわりに 「リスボンへの旅」