- ずうのめ人形
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- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2018年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041067680
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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北区の太
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怖いけど
ホラーの名作「リング」の“紙媒体版”というところか。呪いをとくにはどうしたらよいのか、持ち時間は4時間。刻一刻と近づく「その時」を回避するため、関係者があらゆる努力をする様子が手に汗にぎる。最後は思わぬ仕掛けが3つ。呪いの主体の正体、被害者の1人と呪いの主体との関係、そして呪いの手先の正体。釈然としなかったのは、呪いの主体の正体とも関係するのだが、なぜ、この人がここまで強い恨みを持つに至ったかということ。正体を知ると、「主客転倒では。」と思ってしまう(読んでいない人には何のことか分からないかもしれないが、具体的に言うとネタバレになってしまうのでこの程度でご容赦を)。なかなかの力量で、ホラーの旗手となりそうな予感。デビュー作も読んでみよう、楽しみだ。
[BOOKデータベースより]
不審死を遂げたライターが遺した謎の原稿。オカルト雑誌で働く藤間は後輩の岩田からそれを託され、作中の都市伝説「ずうのめ人形」に心惹かれていく。そんな中「早く原稿を読み終えてくれ」と催促してきた岩田が、変死体となって発見される。その直後から、藤間の周辺に現れるようになった喪服の人形。一連の事件と原稿との関連を疑った藤間は、先輩ライターの野崎と彼の婚約者である霊能者・比嘉真琴に助けを求めるが―!?
[日販商品データベースより]オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!