[BOOKデータベースより]
きわめて特異な、屈折した表現に満ちた『土左日記』。筆記テキストを徹底的に理解しようとする文献学的アプローチによって、その表現を読み解き、貫之がなぜそのような表現を使ったのか―使わざるをえなかったのかを解明する。
序論 独特の屈折した表現―貫之自筆テクストのたどった道
1 表現解析の実践例―推理小説的手法の導入
2 藤原定家の奥書を検討する
3 同じ仮名連鎖の重複を利用した複線構造―いわゆる“余りにもくだらない駄洒落”候補の検証
4 和歌の内部構造の変化が屈折した表現を可能にした
5 初読と次読
6 『土左日記』冒頭文の表現解析―女性仮託説の誕生から終焉まで
表現に隠された謎に迫る著者渾身の一冊!
きわめて特異な、屈折した表現に満ちた『土左日記』。筆記テキストを徹底的に理解しようとする文献学的アプローチによって、その表現を読み解き、貫之がなぜそのような表現を使ったのか─使わざるをえなかったのかを解明する。
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