[BOOKデータベースより]
かつての日本には、ジョブズやゲイツ並みの起業家がゴロゴロいた。孫文の辛亥革命をパトロンとして支えた梅屋庄吉、武器商人から一大財閥を築いた大倉喜八郎など、カネで近代日本を動かした男たちの型破りの発想力や行動力に学ぶ。
第1章 “革命プロデューサー”梅屋庄吉
第2章 “パリの蕩尽王”薩摩治郎八
第3章 “初もの喰い狂”大倉喜八郎
第4章 “吉野の山林王”土倉庄三郎
第5章 “相場の神様”山崎種二
第6章 “世界の真珠王”御木本幸吉
最終章 “庭園日本一”足立全康
昔の日本にはジョブズ並みがゴロゴロいた!
これまで日本の経営者といえば、「メザシの土光」に代表される質素倹約型が理想像とされてきたはずだ。しかし、それは果たして本当に伝統的な「日本の大金持ち」の姿なのだろうか。歴史を紐解けば、戦前の日本には、個性的でスケール感溢れる起業家たちがゴロゴロいた。戦前の日本は、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ並みの人材が揃ったシリコンバレーのような場所だったのだ。武器商人から一大財閥を築いた大倉喜八郎、孫文の辛亥革命をパトロンとして支えた梅屋庄吉、パリで「蕩尽王・バロン薩摩」として名を馳せた薩摩治郎八……彼らの豪快なカネの稼ぎ方・使い方を見ていると、今の日本のビジネス界がずいぶんとこじんまり見えてくるに違いない。戦後のサラリーマン型経営が終わりを迎えた今こそ、彼らの型破りな発想力に学びたい。
【編集担当からのおすすめ情報】
ライフネット生命の創業者で歴史にも造詣の深い出口治明氏が案内人となり、歴史に埋もれた戦前の起業家たちの人物像を紹介していきます。この本を読めば、真面目で質素倹約という日本の経営者像が高度経済成長以降に作られたイメージに過ぎないことに気づくはずです。日本人はもっと自由に、のびのびとビジネスを楽しんでいた。そしてド派手に稼ぎ、ド派手に使っていたのです。
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