- 本当に日本人は流されやすいのか
-
- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2018年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784040820293
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[BOOKデータベースより]
日本人は権威に弱く、同調主義的であるという見方が根強くある。だが、本来、日本人は自律性、主体性を重んじてきた。改革をすればするほど閉塞感が増すという一種の自己矛盾の現状の中で、日本人の自律性と道徳観、および真っ当な国づくりについて論考していく。
第1章 同調主義的で権威に弱い日本人?(「同調主義的な日本人」というイメージ;「忖度」という言葉の流行 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 日本文化における自律性―ベネディクト『菊と刀』批判を手がかりに(「恥の文化」と「罪の文化」;ベネディクトの分析に対する疑問 ほか)
第3章 改革がもたらす閉塞感―ダブル・バインドに陥った日本社会(問題の所在;やる気を失った日本のビジネスマン ほか)
第4章 「日本的なもの」の抑圧―紡ぎだせないナショナル・アイデンティティ(近代化のなかでの日本的なもの;「グローバル・スタンダード」の流行 ほか)
第5章 真っ当な国づくり路線の再生(二つの方法;変えにくい半ば無意識の心理的傾向性 ほか)
グローバル・スタンダードに沿おうとする構造改革路線が続く中、日本人は権威に弱く、同調主義的であるとの見方が強まっている。だが、本来、日本人は自律性、主体性を重んじてきた。現在、改革をすればするほど閉塞感が増すという一種の自己矛盾の状態が続いているが、文化と伝統のある社会で日本人が持ち合わせてきた自律性と道徳観について、『菊と刀』や『リング』『貞子』『水戸黄門』なども題材にしながら論考していく。さらに、人々がよりいきいきと暮らせる安定した社会を取り戻すためには何が必要か、真っ当な国づくりについても考察していく。気鋭の政治学者で、話題作『英語化は愚民化』著者による画期的日本論。