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[BOOKデータベースより]
全国区で名が知れているわけではないけれど、地域の誇りと期待を担った「ご当地名門校」の貫禄を感じさせる公立高校が多数ある。そのような高校では、開成や灘を訪れたときに感じるのと似た空気を感じることがある。首都圏に生まれ育っていればおそらく私立名門校に進学していたであろう秀才たちが、地方においては公立名門校に集うのだ。
第1章 私立優位は一部大都市圏のみの現象(「塾歴社会」化した首都圏の受験事情は特殊;学校の盛衰は実は優秀な子供の奪い合い!? ほか)
第2章 旧制一中では何を伝えているのか(「自主自律」「文武両道」…は共通理念;難関九大学の現役占有率は全国第三位―札幌南(北海道) ほか)
第3章 ご当地名門校から東大へ!(元鉄緑会職員から見た地方高校生の受験事情;学校の課題だけでも消化不良を起こしそうになる Aさん…文3・二年生(教育学部進学予定)、男性、盛岡第一(岩手県) ほか)
第4章 全国有力塾に聞くライバル高校勢力図(北海道;青森県 ほか)
第5章 公立高校の社会的使命とは何か?(中年になってやっと熟成する母校の酵母;地方にも押し寄せる!?塾歴社会の波 ほか)