[BOOKデータベースより]
現代日本語の漢語アクセントは、古代に取り込んだ中国語声調の特徴を未だ部分的に保持している。しかしその受容と変化のプロセスは明らかになっていない。本書ではその解明を目指して、鎌倉期の和化漢文訓読資料・和漢混淆文資料の声点を分析し音韻史研究の空白を埋める。
序章 本書の目的と構成
第1章 字音声点を分析する上での基礎的問題(声点の認定とそのデータ化に関わる問題;字音注記とその出典に関わる問題―『医心方』を中心に)
第2章 原音声調の継承と変容(原音声調の継承と変容の一形態―音調のグループ化の多様化;漢語の声点に反映した原音声調の継承と変容)
第3章 漢語アクセントの形成(字音声調から漢語アクセントへ;アクセント体系変化前後に見る漢語アクセントの対応)
終章 原音声調から漢語アクセントが形成されるまで(字音声点の認定と字音学習に関わる問題;原音声調の継承と変容;漢語アクセントの形成;おわりに 課題と展望)
中国語の声調を、日本語は古代よりどのように取り込んできたのか
現代日本語の漢語アクセントは、古代に取り込んだ中国語声調の特徴を未だ部分的に保持している。しかしその受容と変化のプロセスは明らかになっていない。本書ではその解明を目指して、鎌倉期の和化漢文訓読資料・和漢混淆文資料の声点を分析し音韻史研究の空白を埋める。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 中国語が1週間でいとも簡単に話せるようになる本
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2024年11月発売】
- 中国語が1週間でいとも簡単に話せるようになる本
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2010年12月発売】