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[BOOKデータベースより]
ホロコースト、大量殺戮、植民地主義暴力、戦時性暴力―。現在、過去に他者に蹂躙されたという集合的な記憶が、さまざまな国内的・国際的な紛争の火種となっている。歴史の記憶・忘却・再記憶はどのような契機で起こり、現実政治とどのような関係にあるのか。洋の東西の事例を丁寧に拾い、ポスト冷戦時代に激烈さを増した歴史認識問題を広域的な視点で分析する。
批判的記憶をめざして―ヨーロッパのなかでのドイツの事例
第1部 「過去」の構築と統制(旧東プロイセンにおけるソ連/ロシアの記憶の政治―要因と傾向、およびその結果;「笑いを真面目に受けとめる」―韓国の植民地/独裁期の過去についてのジョークを規制する記憶政治;フランスにおける植民地支配の過去と記憶―法制化をめぐる議論から;オーストラリアの「歴史戦争」―新自由主義の代償)
第2部 紛争と対話―「難しい過去」をめぐる二国間・多国間関係(二〇世紀の困難な過去をめぐるポーランド人と隣人との紛争と対話;過去の政治化と国家間「歴史対話」―ロシアと周辺諸国との二国間歴史委員会の事例から;東南アジアからみた靖国問題―表面化させない「紛争」)
第3部 紛争化させられる過去と歴史家の役割(グローバルな記憶空間と犠牲者意識―ホロコースト、植民地主義ジェノサイド、スターリニズム・テロの記憶はどのように出会うのか;矛盾した記憶あるいは過去の歴史化―エストニアの歴史家にとっての挑戦;歴史戦争と歴史和解の間で―戦士と調停者の二重性をめぐって)
歴史・記憶紛争の歴史化のために―東アジアとヨーロッパ