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[BOOKデータベースより]
近代日本の地域経済構造の考察
[日販商品データベースより]第1部 地域史と全体史をつなぐ(産業革命論―民衆生活の視点から;地域経済の変化―資本制部門の分散から集中へ;国内市場の形成と展開―商品流通の視点から;織物集散地と織物問屋のランキング;商業会議所の性格と会員資格の格差;中央銀行の制度と機能―フランスとの対比;昭和恐慌における階層別打撃)
第2部 地域史から見た全体史(明治経済史再考―多摩「シルクロード」の人々;日本近代史上の上方経済―その役割の再評価;再考・維新経済史―四国松山から)
結語と展望
近代日本にとって重要な意味をもった地域経済の実態について,地域・産業ごとの精緻な実証分析によって明らかにする.学界に大きな影響を与えた産業革命論の議論を現代的位置づけをし直すとともに,地域での生活実態の解明であるという究極の課題に対しても現在の到達点からの考察を加える.