[BOOKデータベースより]
ダウン症のある息子マルコがうまれ、最初は受けいれられなかった自分の気持ち、家族やまわりの人たちの言葉、やがて、ありのままのマルコを愛するようになったこと…。ラテンアメリカ出身の人気イラストレーターがえがくダウン症のある息子マルコとの、いとしい毎日。ボローニャ・ラガッツィ賞障害の本部門最優秀賞、ミュンヘン国際児童図書館推薦図書、IBBY障害児図書資料センター推薦図書。小学校中学年から。
[日販商品データベースより]ダウン症のある息子マルコとの日々を、イラストレーターである父親がユニークな絵とシンプルな言葉で描いた感動作。障がいのある人との暮らしの肌触りを感じさせる。
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身近にダウン症のお友だちがいない子どもたちや大人たちにとっては、「ダウン症」は実はわからないことだらけのような気がします。そんな時にであったこの本に衝撃を受けました。『マルコとパパ』は、本といっても、物語でも絵本でもなく、ひたすら記録された日常のスケッチブック。そこにあるのは、偽りのない、苦悩している正直なパパの姿とあどけない可愛いダウン症のぼく。100ページ以上にわたる愛情の記録でした。パパの描くスケッチを見ていると、まるで会ったことのないマルコくんが知っている友だちのように思えてきます。写真よりなによりも、パパのスケッチが、息子の生きている瞬間を逃すまいと、マルコくんの全てを心の眼でつかまえているのか伝わります。言葉で伝えるよりもこんなにも力強いメッセージがあるということ。そしてたくさんの人がこの本の存在を知ることができたらいいなと思います。パパが本の中で書き記したメッセージが、心に響きます。「これでいいんだと。 それだけじゃない。このほうがよかった、 いや、これがいちばんだ、と、わかったんだ!」
(絵本ナビ編集部 富田直美)
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