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[BOOKデータベースより]
現代の政治状況を表現するときに用いられる「ポピュリズム」。だが、それが劇場型大衆動員政治を意味するのであれば、日本はすでに戦前期に経験があった。日露戦争後の日比谷焼き打ち事件に始まり、怪写真事件、満洲事変、五・一五事件、天皇機関説問題、近衛文麿の登場、そして日米開戦。普通選挙と二大政党制は、なぜ政党政治の崩壊と、戦争という破滅に至ったのか。現代への教訓を歴史に学ぶ。
日比谷焼き打ち事件
[日販商品データベースより]大正期の大衆運動
朴烈怪写真事件―若槻内閣と劇場型政治の開始
天皇シンボルとマスメディア―田中義一内閣の時代
統帥権干犯問題と浜口雄幸内閣
満洲事変とマスメディアの変貌
五・一五事件裁判と社会の分極化
国際連盟脱退と世論―ポピュリスト松岡洋右
帝人事件
天皇機関説事件
日中戦争の開始と展開に見るポピュリズム―第一次近衛内閣の時代
第二次近衛内閣・新体制・日米戦争
現代の政治状況を表現する際に使われる「ポピュリズム」。だが、それが劇場型大衆動員政治を意味するのであれば、日本はすでに戦前期に不幸な経験があった。日露戦争後の日比谷焼き打ち事件に始まり、天皇機関説問題、満洲事変、五・一五事件、ポピュリスト近衛文麿の登場、そして日米開戦へ。普通選挙制と二大政党制はなぜ政党政治の崩壊と戦争という結末に至ったのか。現代への教訓を歴史に学ぶ。