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- トヨタ物語
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強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ
- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2018年01月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784822257507
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[BOOKデータベースより]
「アメリカに負けない国産車を作る」トヨタの創業者・豊田喜一郎の志は戦争にも挫けなかった。戦後、喜一郎は取締役の豊田英二に命じる。「3年でアメリカに追いつけ」英二は機械工場長の大野耐一を呼び、新しい生産システムの確立に取り組む。資材も物資も乏しい中、彼らの武器は「自動化」と「ジャスト・イン・タイム」という知恵のみ…。しかし、その2本の柱に支えられた独自の「トヨタ生産方式」はやがてアメリカを、世界を席巻する。7年の単独取材で強さの本質を描き切った、巨編ノンフィクション。
プロローグ ケンタッキーの名物
[日販商品データベースより]自動車会社ができるまで
戦争中のトヨタ
敗戦からのスタート
改革の始まり
倒産寸前
かんばん
意識の改革
クラウン発売
7つのムダ
カローラの年
規制とショックと
誤解と評価と
アメリカ進出
現地生産
リアリストたち
トラックに乗り込んだ男
21世紀のトヨタ生産方式
未来
誇り
"ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正氏、絶賛
「この物語は、生産方式の話ではない。
この会社は本気だ。
ひょっとしたら、今日の成功は明日の失敗になる。
昨日と同じことをやっていいのか。進化し続ける「現場」――。
それが、トヨタの本質だ。」
なぜ、トヨタが強いのか。
トヨタ自動車の製造現場を支える、「ジャスト・イン・タイム」「かんばん方式」「カイゼン」。
同社のモノ作りの強さを語るうえで、これらの言葉を切り離すことは、決してできない。
だが、これらの""手法論""ばかりに目を奪われていては、強さの「本質」を見誤る。
時代や競争環境、工場のある国やそこで働く人々の国籍が変わっても、決してトヨタの強さはぶれることがない。
「ジャスト・イン・タイム」や「カイゼン」が世界中で通用しているのは、
「自分で考え、動く」人間をトヨタが育ててきたからだ。
自分で課題を見つけ、考え、それを乗り越え、今日を否定し、より質の高いモノ作りを目指して、
たゆまず進化し続ける「現場」。こうした人々が、トヨタの強さの根幹をなしている。
そして進化する現場を育てる力こそ、同社が長い歴史の中で紡ぎ出した、最強のシステムなのである。
「最初から答えを与えてはいかん。考えさせる。考える作業者を作るんだ」(豊田英二)
「悪いのは作業者じゃない。働き方を教えていない管理者の方だ」(大野耐一)
「トヨタ生産方式とは、考える人間を作るシステムです」(米ケンタッキー工場幹部)
トヨタの現場は、ドリームチームではない。無名の選手が、それぞれのポジションで素早く動き、的確にパスを重ねる。
あくまでも連携に優れたチームだ。そのためには日々の鍛錬が必要だ。
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