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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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ゲイカップルの仕事と生活について書かれた研究書。
ゲイカップルと聞いて直ちに性的なことを想像する向きには期待外れだろう。性交渉に関する記述はない。本書は、ゲイカップルの仕事と生活について書かれた研究書。『パラサイト・シングルの時代』等で有名な山田昌弘のゼミ出身、30代の社会学者が博士論文をベースにまとめた単行本デビュー作である。共働きで家計は独立していて(共通の財布はなく)家事は平等に分担し余暇の時間を共に過ごすことが多いというゲイカップル。法制度や社会に残る差別、内面化された男性ジェンダー規範等がどのように作用するのか、社会学の先行研究と独自のインタビュー調査を組み合わせながら、その特徴を記述していく。「LGBT」への関心が高まり、情報も増えてきた中で、待たれていた内容だろう。続く研究成果の発表も期待したい。
[BOOKデータベースより]
LGBTを含むセクシュアル・マイノリティ生活者としての素顔、仕事と収入、パートナーとの家事や余暇活動にみる“分かち合う親密性”。しなやかなインタビューを通して、親密性理論の新しいモデルを拓く社会学。
ゲイカップルの親密性と生活へのアプローチ
第1部 親密性と生活をとらえる理論と方法(ワークライフバランスとダイバーシティ;親密性‐生活の相互関係モデル―親密性理論とクィア家族研究の接続;インタビュー調査の概要)
第2部 ゲイカップルのパートナー関係・親密性・生活(家計の独立とパートナー関係―個別化する家計と生活;消費者行動としての家事の外部化―家事サービスの利用;家事分担と仕事役割―資源・時間・イデオロギー・家族責任;生活領域と“分かち合う親密性”―家事/余暇活動のシェア;職業生活への精神的サポート―仕事の不満や悩みを聞く;民主制としての意思決定プロセス―平等なパートナーシップの形成)
親密性とワークライフバランス論の課題―近代家族と「純粋な関係性」のオルタナティブ