- 「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀
-
古地図片手に記者が行く
- 価格
- 1,485円(本体1,350円+税)
- 発行年月
- 2017年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784484172378
[BOOKデータベースより]
小説の世界と、史実の江戸と、21世紀東京―。フィクションとノンフィクションのはざまを時空を越えて歩いた。大切なのは古地図と、豊かな想像力。そうすると、きっと見えてくる。いまにつながる社会の仕組みと、いまも変わらぬ人の情。
怖くて、やさしくて、やはり怖いお人―清水門外の役宅(千代田区九段南1)
時報に名残 「時の鐘」の知恵―長谷川邸と「時の鐘」(墨田区緑4)
半グレ旗本が跋扈 武士のニュータウン―本所・桜屋敷(墨田区横川1)
兎汁に、軍鶏鍋 食欲そそる鬼平グルメ―軍鶏鍋屋「五鉄」(墨田区緑1)
名産品も生んだエリート同心たちの副業―四谷の組屋敷(新宿区四谷坂町)
茶屋の娘は“会いに行けるアイドル”―谷中・いろは茶屋(台東区谷中6・7)
妻よりは 妾の多し 門涼み―別荘地・根岸の里(台東区根岸)
江戸のセクショナリズム!?火盗改方v.s町奉行所―八丁堀の組屋敷(中央区八丁堀)
いまは卵、江戸の物価の優等生は?―枕橋「さなだや」(墨田区向島1)
はやる気持ち、吉原へ急いだ水上タクシー―山谷堀・今戸橋(台東区浅草7)〔ほか〕
火付盗賊改方長官・長谷川平蔵。いまの警視庁捜査一課長を務めた『鬼平犯科帳』のヒーローは怖くて、やさしくて、やはり怖かった。茶屋の娘は庶民も会える江戸のAKB48、「文化の大火」で被災者を保護した「御救小屋」は日本初の仮設住宅など。新聞記者の目を通して鬼平を追えば浮かび上がる、いまと変わらぬ江戸の姿。
毎日新聞人気連載「鬼平を歩く」の書籍化!
古地図片手に歩けば見える、江戸もいまも変わらない社会のシステムと、人の情。
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