- ワイルド・スワン 下
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講談社+α文庫 G280・4
Wild Swans- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062816656
[BOOKデータベースより]
迫害を受け続ける家族。思春期をむかえた著者は、10代の若者が遭遇する悩みや楽しみをひとつも経験することなく急速に「おとな」になった。労働キャンプに送られる両親。著者にも、下放される日がついに訪れた。文化大革命の残虐な真実をすべて目撃しながら生き、「野生の白鳥」は羽ばたく日を夢見続ける。親子3代、70年にわたる運命の記録!
「まず破壊せよ、建設はそこから生まれる」―文化大革命、始まる(一九六五年〜一九六六年)
「天をおそれず、地をおそれず」―毛主席の紅衛兵(一九六六年六月〜八月)
「子供たちを『黒五類』にするのですか?」―両親のジレンマ(一九六六年八月〜十月)
「すばらしいニュース」―北京巡礼(一九六六年十月〜十二月)
「罪を加えんと欲するに、何ぞ辞無きを患えんや」―迫害される両親(一九六六年十二月〜一九六七年)
「魂は売らない」―父の逮捕(一九六七年〜一九六八年)
「雪中に炭を送る」―姉、弟、友だち(一九六七年〜一九六八年)
「思想改造」―ヒマラヤのふもとへ(一九六九年一月〜六月)
「読めば読むほど愚かになる」―農民からはだしの医者へ(一九六九年六月〜一九七一年)
「どうか、ぼくの謝罪を聞いてください」―労働キャンプの両親(一九六九年〜一九七二年)〔ほか〕
迫害を受け続ける家族。思春期をむかえた著者は、10代の若者が遭遇する悩みや楽しみをひとつも経験することなく急速に「おとな」になった。労働キャンプに送られる両親。著者にも、下放される日がついに訪れた。文化大革命の残虐な真実をすべて目撃しながら生き、「野生の白鳥」は羽ばたく日を夢見続ける。親子3代、70年にわたる運命の記録!
『ワイルド・スワン』は個人の物語ですが、二十世紀中国の歴史を反映しており、そこが問題なのです。中国共産党は自らの支配を正当化するために公式な歴史解釈を発表していますが、『ワイルド・スワン』はその解釈に従っていません。とくに、毛沢東を中国人民に対して犯罪に匹敵する悪政をおこなった人物として描いており、ここが、毛沢東は基本的に善良で偉大な指導者であったとする北京政府の見解と相容れないのです。(新版によせて)
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