- 宗教文芸の言説と環境
-
- 価格
- 9,900円(本体9,000円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- A5変
- ISBN
- 9784305708830
[BOOKデータベースより]
既存の学域、系統、時代設定に拘泥せず、宗教特有のダイナミズムを読み解く、その視座と方法をどう獲得するか。日本文学とその研究がこれまでに担ってきた領域、これから創造していく可能性をもつ領域とは何か。人文学としての文学が人間社会に果たしうる役割に関して、より豊かな議論を成り立たせるには、これからどうしていけばよいのか。日本文学の窓の向こうに広がるものの総体を捉えようとするシリーズ第3巻。
総論―宗教文芸の沃野を拓くために
第1部 宗教文芸の射程(“仏教文芸”論―『方丈記』の古典と現代;天竺神話のいくさをめぐって―帝釈天と阿修羅の戦いを中心に ほか)
第2部 信仰空間の表現史(蘇民将来伝承の成立―『備後国風土記』逸文考;『八幡愚童訓』甲本にみる異国合戦像―その枠組み・論理・主張 ほか)
第3部 多元的実践の叡知(平安朝の謡言・訛言・妖言・伝言と怪異説話の生成について;虎関師錬の十宗観―彼の作品を中心に ほか)
第4部 聖地霊場の磁場(伊勢にいざなう西行;詩歌、石仏、縁起が語る湯殿山信仰―室町末期から江戸初期まで ほか)
既存の学域、系統、時代設定に拘泥せず、
宗教特有のダイナミズムを読み解く、
その視座と方法をどう獲得するか。
日本文学とその研究がこれまでに担ってきた領域、これから創造していく可能性をもつ領域とは何か。
人文学としての文学が人間社会に果たしうる役割に関して、
より豊かな議論を成り立たせるには、これからどうしていけばよいのか。
日本文学の窓の向こうに広がるものの総体を捉えようとするシリーズ、「日本文学の展望を拓く」第3巻。
【執筆者】鈴木 彰/原 克昭/小峯和明/高 陽/趙 恩〓/陸 晩霞/石井公成/水口幹記/有賀夏紀/李 銘敬/文 明載/大西和彦/司 志武/マティアス・ハイエク/胡 照汀/伊藤 聡/平沢卓也/門屋 温/平田英夫/アンドレア・カスティリョーニ/奥山直司/神田英昭
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