[BOOKデータベースより]
第1章 成長を占う旅―少年の場合(森へいく少年、その基本;森へいく少年、その完成形;森のさらにその先へいく少年;心の奥の森へいく少年)
第2章 成長を占う旅―女の子の場合(女の子はおつかいにいく;小さい母になる女の子たち)
第3章 ポストモダン絵本に登場する見えない友だち(見えない友だち―ジョン・バーニンガムの場合;見えない友だち―アンソニー・ブラウンの場合)
第4章 小さい友だち―ビアトリクス・ポター論(ビアトリクス・ポター その「観察眼」と「頭痛」;『ピーターラビット』の特異な魅力;絵本作家から農場主へ)
第5章 絵本サロン(絵本サロンを開きます(シャーリー・ヒューズ;マリー・ホール・エッツの描いた、男の子の冒険と女の子の冒険;「育てる者」と「育てられる者」の葛藤『まどのそとのそのまたむこう』に描かれた命の神秘;進化する赤ずきんたち))
絵本の世界には「絵」と「文」、音読する「声」、大人と子どもがともにいる「場」が発生する。『かいじゅうたちのいるところ』『もりのなか』『はじめてのおつかい』『こんとあき』『ピーターラビットのおはなし』などの絵本の世界を身体ごと楽しみながら、新しい絵本論を切り拓く。絵本をどう読むか──著者の遺作となった一冊。
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児童文学に精通している灰島かりさんだからでしょうか。
慣れ親しんでいるはずの絵本たちの奥底を探検できて、絵本の味わいがさらに深まりました。
子どもの成長に視点をあてた分析、登場キャラクターに視点をあてた分析、バーニンガムやセンダック、アンソニー・ブラウンなど個性的な作家の深読みも目から鱗でした。
赤ずきんの項も楽しかったです。
灰島さんが亡くなられてからの出版だというところが悲しいですが、手元においておきたい一冊です。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】