- サミュエル・ベケット
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784560721322
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【2022年01月発売】
[BOOKデータベースより]
いつの時代にも、新しい読者を獲得し読ける稀有な作家、サミュエル・ベケット。ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、“道化”の誕生から終末までを代表作を中心に読み解く。第一人者によるベケット入門の名著。著者のベケット追悼文と吉岡実の関連エッセイを併録。
道化の肖像
[日販商品データベースより]道化の誕生
道化の修業
道化の完成
道化の終末
道化の遺言
第一人者によるベケット入門
「ぼくがこれから辿ろうとするのは、『まじめという野獣』におびやかされつつ果てしなく裸形化していく一人の特異な道化の宿命である。ぼくが描こうとするのは、一作ごとに変貌していきながら根本的には同一の輪郭を保ちつづける一人の道化の肖像である。」(本書より)
ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、〈道化〉の誕生から終末までを代表作を中心に読み解く。
祖国喪失や使用言語の問題、第二次世界大戦時に参加した抵抗運動の影響について、チャップリンの道化やデカルトとの違いなど、要点が押さえられている。『ゴドーを待ちながら』の着想と小説三部作(『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』)との関連も詳述され、ベケットの全体像がよくわかる。著者によるベケット追悼文と吉岡実の関連エッセイを併録。解説・宇野邦一。