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- 信長 暁の魔王
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- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2017年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087456462
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- 北区の太
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孤独
信長ものとしては珍しく、信長の“生まれた”時から桶狭間までを描いた一冊。父母という最も身近な肉親から棄てられたという思いが、信長の性格形成に大きく影響を与えたという構成。本来であれば自分を守ってくれる存在であるはずの父母−特に母−を頼れないという孤独。代わりに信長は何を信じたか、何を心のよりどころとしたか。読みようによっては、母への憎しみが信長の原動力であったようにも思える。弟・信行ともども、最後まで母親の呪縛から逃れられなかったのかもしれない。帰蝶・吉乃の女性2人が物語に奥行きを与える。最後の帰蝶のセリフはいいなあ。信長が求めていたのはこれだったのではないかな。見た目は吉乃・中身は帰蝶が信長の理想の女性なのでは。別作でファンになった滝川一益が脇役としていい味を出している。面白かった。
[BOOKデータベースより]
「その赤子を殺せ」生まれ落ちたその瞬間から実母・久子に呪詛されて育った信長。癇癪もちで傾いた姿で闊歩する“大うつけ者”は、元服直後の初陣で勝利する。十九のとき父・信秀が病に倒れ、死去。織田の家督を譲られた信長だったが、久子と弟・信行から壮絶な跡目争いを仕掛けられる―。親子の情を知らずに育ち、強くなりたいと切望し続けた、傑出の戦国武将の生き様を描いた歴史長編!
[日販商品データベースより]「その赤子を今すぐ殺せ」実母の久子が放った言葉。戦国期に一時代を築いた信長は、生れ落ちた刹那の記憶を持っていた。母を憎悪しその呪縛に囚われ続けた新しい信長を描く歴史長編。(解説/末國善己)