コンシアンスの系譜学

ｃｏｎｓｃｉｅｎｃｅ，ｖａｌｕｅｓーｄｉｓｃｏｕｒｓｅ，Ｈａｍｌｅｔ，Ｐｒｏｕｓｔ，ｐｒａｃｔｉｃｅ，ｃｕｌｔｕｒｅ，ｇｅｎｅａｌｏｇｙ

文化科学高等研究院 ＪＲＣ 日教販
エドワード・グランド・アンドリュー　樋口克巳　江川隆男　伊藤雅巳　堂囿俊彦　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2017年10月
• 判型: Ａ５変
• ISBN: 9784938710293

内容情報

[BOOKデータベースより]

権利、自由、正義、所有、選択、そして信念、確信、さらに価値の思考や言説には、コンシアンスが働いている。感情や振る舞いには、思想とことばと言語の結びつきがなされて、内化されている。その歴史的変容を仔細に克明に系譜学的に解き明かし、市場社会の現在の道徳的基盤を根源から問い、個性を形成する主観の根拠とは何であるのか、古代哲学、近代哲学、文学、そして日常の事ごとが、コンシアンスから説かれる。

１　コンシアンスｃｏｎｓｃｉｅｎｃｅの思想的考察
２　主観性の言語：価値とコンシアンス（哲学と価値的思考；プルースト―価値を巡って；「コンシアンスが我らを皆臆病者にする」；コンシアンスと啓蒙理性；ｃｕｌｔｕｒｅ（文化）について）
３　ピエール・ブルデュー―プラチック理論の実戦者