- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- わたしたちのたねまき
-
たねをめぐるいのちたちのおはなし
のら書店
キャスリン・O・ガルブレイス ウェンディ・アンダスン・ハルパリン 梨木香歩- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2017年10月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784905015345
[BOOKデータベースより]
くりかえしくりかえし、わたしたちは、広くて大きな庭に、たねをまいてきました―いのちがつながり、地球というひとつの大きな庭がつくられるようすをえがいた、うつくしい絵本。
[日販商品データベースより]自然の中で、すべてのいのちがつながり、ともに地球という大きな庭にたねをまき、そだてていることをつたえる美しい絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ようかいおふろ
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2023年06月発売】
- よんひゃくまんさいのびわこさん
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2020年12月発売】
- ぞろぞろぞろぞろ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2021年07月発売】
最初に登場するのは、お庭に色々な野菜のたねをまいている親子。色々な形をしたたねは、やがてカボチャやニンジン、キャベツやマメになります。そうやって、毎年たねまきを繰り返すのです。でも、この絵本は言うのです。私たちは、もっと広くて、大きな庭に、たくさんのたねをまいてきました、と。どういうことでしょう。例えば、風。大きくて強い風が、様々な植物のたねを吹き飛ばし、遠くへ飛ばします。例えば、太陽。午後の日の光が、エニシダのさやを温め、乾かし、フライパンの上のポップコーンみたいに、たねが弾け飛びます。雨も、川も、鳥も。それぞれの方法でたねを遠くへと運びます。動物たちは、自分たちが生きていく生活の中で、自らの体や毛皮にくっつけながら、いつのまにかたねたちを違う場所へと運んでいきます。どんぐりだって…。知らなかった!こんなにも世界の色々なものが「たねまき」という行動に参加しているなんて。そして、私たち人間だって、知らないうちに。こうして、地球というひとつの大きな庭がつくられていくのです。なんて美しく、なんて感動的な事実なのでしょう。翻訳をされている梨木香歩さんによるあとがきの言葉も忘れられません。「…一人ぼっちで孤独だな、と感じるときは、自分は本来自分がいる場所から遠く、この辺境に飛ばされてきた種なのだ、と思えば、今生きていることそのものが、重大な任務のように思えます――(あとがきより抜粋)」
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
梨木香歩さんの訳としり、読んでみました。いろんな視点からみた「たねまき」が描かれているのですが、その多彩な種のまかれかたには驚きました!! 改めて自然の壮大さに思いをはせてしまいます。そして、梨木さんのあとがき。特に最後の数行、こころにしっかりと刻まれました。(あんじゅじゅさん 40代・高知県 )
【情報提供・絵本ナビ】