世界人権論序説

多文化社会における人権の根拠について

藤原書店
森田明彦　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2017年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784865781434

内容情報

[BOOKデータベースより]

「人権」概念が世界的に普及しつつある今、多文化主義との交錯のなかで、「西洋近代」という出自を超え、より普遍化する論理が求められている。Ｃｈ・テイラーらを参照しつつ、非西洋地域の文化と伝統のなかにも「人権」の正統化の根拠を探る、気鋭による野心作。

第１章　「理念としての人権」と「道徳的権利としての人権」（道徳的権利としての人権；理念としての人権）
第２章　規範概念としての人権―メタ倫理学的アプローチ（人権の実在性；スティーブンソンの情動主義　ほか）
第３章　人権の根拠に関する比較思想史の試み（人権の基礎付け；人権の受容にキリスト教共同体主義が果たした役割―西洋　ほか）
第４章　東アジアにおける人権の根拠―「義理」と「天理、国法、人情」（義理とは何か？；西洋の責務と日本の義務　ほか）
第５章　新たな人権理論の必要性―将来世代の権利（将来世代の権利を巡る課題とアプローチ；集団としての人権を巡る課題　ほか）

[日販商品データベースより]

多文化社会の中で真に普遍的な「人権」概念をいかに構築するか？
「人権」概念が世界的に定着しつつある今、「西洋近代」という出自を超えたその普遍化の論理が求められる。Ch・テイラーらを参照しつつ、非西洋地域の伝統のなかにも、人権の正統化の根拠を探る野心作。