- 近代の〈物神事実〉崇拝について
-
ならびに「聖像衝突」
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784753103423
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ならびに「聖像衝突」
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[BOOKデータベースより]
「事実」と「物神」を区別する西洋近代の存在論を再検討し、「物神事実」という概念を提示するラトゥールは、「我々は一度も近代的ではなかった」と語る。宗教、科学、政治・芸術の諸分野で主体と客体の関係に再考を促し、実在論と構成主義の対立を脱構築する科学人類学の試み。
近代の“物神事実”崇拝について(魔力を持つ対象、事実としての対象;転移的恐怖;結論)
[日販商品データベースより]聖像衝突(なぜ像はこれほどの情熱を掻き立てるのか;聖像破壊についての展覧会;宗教、科学、芸術―三つの異なる像製作の様式;どの対象を選択すべきか;聖像破壊的な所作の分類 ほか)
「事実」とは何か? 「物神」とは何か? そして、なぜ聖像/偶像は破壊されるのか? こうした認識の根本的なテーマをめぐって、本書の著者ブリュノ(ブルーノ)・ラトゥールは、「事実」と「物神」を区別する西洋近代の存在論をフェティシズムにまつわる概念を用いて、批判的に検討する。
そして、白人宣教師と黒人物神崇拝者の植民地状況下における歴史的な出会いや9.11の貿易センタービルの崩壊といった現代的な出来事を通じて、いかに近代人が「物神」とその「破壊」に囚われていたかを明らかにして、「憎悪と狂信の考古学」を描出する。
ラトゥールの著作はすでに日本では紹介されているが、本書は難解とされるラトゥールの方法論が簡潔に展開されており、科学論や文化人類学という多面的な読者へのまとまった案内書でもある。