- 晩鐘 下
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167909208
[BOOKデータベースより]
辰彦は第一回文藝賞を受賞。新しい事業も起ち上げ、毎日上機嫌だった。しかし、杉にとって辰彦はいつしか「ヘンな人」になっていた。案の定、辰彦の会社は倒産、原稿料欲しさに書いた小説で、杉は直木賞を受賞、娘を抱えて必死に生きた。当時の文学仲間はもう誰もいない。枯淡の境地で、杉が得た答えとは。畢生の名作、誕生。
[日販商品データベースより]佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!
(文庫化にあたり、単行本を上下2分冊とした)
「究極の悲劇は喜劇だよ」
辰彦はそういった。
それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。
「愛? 冗談じゃない!」と思いつつ、杉は辰彦の借金を抱え、がむしゃらに働き、必死に生きた。
当時の文学仲間たちはもう誰もいない。
いま改めて問う、あの歳月はいったい何だったのか? 辰彦は何者だったのか?
枯淡の境地で、杉が得た答えとは。
畢生の名作、誕生。
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