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[BOOKデータベースより]
クルアーン論の世界的名著、待望の邦訳。
第1章 意味論とクルアーン
[日販商品データベースより]第2章 歴史のなかに配置されたクルアーンのキー・ターム
第3章 クルアーンの世界観の基本構造
第4章 アッラー
第5章 神と人間の存在論的連関
第6章 神と人間のコミュニケーション的連関(1)―非言語的コミュニケーション
第7章 神と人間のコミュニケーション的連関(2)―言語的コミュニケーション
第8章 ジャーヒリーヤとイスラーム
第9章 神と人間の倫理的連関
▼井筒俊彦英文著作翻訳コレクション第二弾God and Man in the Koran (1964)の日本語訳。
▼クルアーンに示される世界の中心をなす「創造主である神」と「被造物たる人間」との関係を、意味論的に分析するという世界的にも画期的な名著を最新研究をふまえ翻訳。
井筒はまず冒頭の二章を割いて、意味論的方法とは何か、それをいかにクルアーン分析に有効かを説明し、さらに「主としての神」、「奴隷としての人間」というセム的な神人関係を土台とするクルアーン的世界観の基礎構造を概説する。
つづいて、クルアーンの中心的存在である神について、アッラーという神名とその意味領域について論じるため、前イスラーム(pre-Islamic)のジャーヒリーヤ期と呼ばれる「無道時代」のアッラーの在り方、それがユダヤ教徒やキリスト教徒との接触を通じて変容してゆく様を叙述する。
井筒の著作を特徴づける、確固たる意味論的方法およびクルアーンをクルアーンに内在する世界観で理解しようとするオリジナルなテクスト読みは、クルアーンをより詳しく理解しようとする読者のみならず、井筒読者も満足させる内容。多引されるジャーヒリーヤ詩は本書でしか出会えない逸品の作品でもある。