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[BOOKデータベースより]
善鸞事件を経て、親鸞が思索の末に見出したものとは―曾我量深以来の還相回向論理解を、聖教の読解から再考し、親鸞の説いた還相回向論の実態を解明する。話題を呼んだ往生論理解についても新資料をもとに改めて考察した一冊。
序章
[日販商品データベースより]第1章 親鸞の往生論(現世往生説とは何か;紳鸞は「即得往生」の語をどう理解したか;親鸞による「即得往生」の読み換え;浄土教で往生が臨終時に置かれる理由;長谷正當師の往生理解;親鸞「臨終往生説」の論拠;曇鸞の往生理解)
第2章 親鸞の還相回向論(還相回向と善鸞事件;『教行信証』に説かれる二種の回向と教・行・信・証;教行証の巻名と末法史観との関係;寺川俊昭師の説;曽我量深師の環相回向の理解;長谷正當師の回向の解釈;回向表現説はなぜ生じたか)
結章
曇鸞が示した「還相回向」という考えを、浄土真宗の祖・親鸞が、その著書『教行信証』の中でどのように展開させ、論じているかを考えることは、浄土真宗の教学を語るうえで欠かせないものとして、これまでも数多くの理解・学説が提示されてきた。
それら数多くの学説の中でも、特に「回向表現説」と呼ばれる学説は、近代大谷派の教学研究において多大な功績をあげてきた曾我量深によって提示されたということもあり、宗門内においては、今なお最も影響力のある学説のひとつと言える。
しかし筆者はその「回向表現説」を、親鸞の「回向」という語の用法について新たな解釈を施し、「還相回向」を現世において捉え直した「独自の説」である、と評価する。
以上のような立場から、本書では、真宗学・仏教学で出された研究成果を踏まえつつ、聖教や江戸期の講録等読み解き、曾我量深の「回向表現説」とその影響を受けた後学が論じてきた還相回向論の問題点を指摘し、親鸞自身がその思索の末に展開させた還相回向論の正しい理解を追究する。
また還相回向論の考察に加え、大谷派近代教学の「回向」理解の前提には、親鸞が往生を現世において得られると説いたとする「現世往生説」があるという理解から、前著『真宗の往生論』で宗門内外に大きな波紋を投げかけた「親鸞の往生論」理解についても、新たな資料を補足しながら、改めて考察。
通説に再考を迫った、画期的著作!