- 神様の定食屋
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- 価格
- 672円(本体611円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784575520125
[BOOKデータベースより]
妹とともに、両親の遺した定食屋を継ぐことになった高坂哲史。ところが哲史は料理がまったくできず、妹に怒られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「誰かに料理を教えてもらいたい」と愚痴をこぼしたところ、なんと神様に、この世に未練を残した魂を憑依させられてしまった。神様曰く、魂から料理を教わる代わりに、その魂が望む相手に料理を振る舞い、未練を解消してやってほしいということで―。思い出の味を繋ぐ、五編の心温まる物語。
[日販商品データベースより]両親を事故で失った高坂哲史は、妹とともに定食屋「てしをや」を継ぐことに。ところが料理ができない哲史は、妹に罵られてばかり。ふと立ち寄った神社で、「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と愚痴をこぼしたところ、なんと神様が現れて、魂を憑依させられてしまった。料理には誰かの想いがこもっていることを実感する、読んで心が温まる一冊。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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北区の太
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ツボ
いや、泣けた泣けた。ツボにはまるとはまさにこのこと。神社にお参りに行くと神様と会話が出来て、死者に色々と指導を乞うことが出来るという、ある意味、とてつもなく荒唐無稽な設定で始まるのだが、死者との会話・心理描写が絶妙。本当に泣けた。最近、非常に涙腺が弱くなってきていて、この手の内容に弱い。それから、「定食屋」というタイトルが伊達でなく、料理の描写も秀逸。出てくる料理を食べたくなること請け合い。涙と涎の両方があふれる一冊。続編が最近出たようで、そちらも直ぐに“食べ”ないと。