- シュメール人の数学
-
粘土板に刻まれた古の数学を読む
共立スマートセレクション 17
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784320009165
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[BOOKデータベースより]
自然科学の各分野におけるスペシャリストがコーディネーターとなり、「面白い」「重要」「役立つ」「知識が深まる」「最先端」をキーワードにテーマを選びました。第一線で研究に携わる著者が、自身の研究内容も交えつつ、それぞれのテーマを面白く、正確に、専門知識がなくとも読み進められるようにわかりやすく解説します。
1 数学の痕跡を探す
[日販商品データベースより]2 自然数と分数
3 割り算と数表
4 面積と体積の計算
5 エンメテナ碑文中の複利計算
6 角度の起源
7 台形の二等分線の長さ
8 巨大な数への関心
9 バビロニアの数学への影響
紀元前3800年ごろ,メソポタミア南部に世界最古の都市文明を築いたシュメールの人々は,当時の思考や事跡などを粘土板に刻み残した。現代にも膨大に残されている粘土板に純粋な”数学文書”は極僅かしか存在しないが,行政や経済に関する文書には当時の数学的知識の様子を窺わせるものが多く存在する。この書籍は,それら粘土板を紐解くことで数学の源流に迫ろうという,世界初のシュメール数学に関する概説書である。
最初に,自然数・分数と小数・四則演算といった現代生活に於いても欠かすことのできない知識の起源を解説する。後半では,時間や角度と,それらにみられる60進法,方円の面積計算や円周率の起源のほか,約4600年前の人類が複利計算を行っていた可能性を示唆する粘土板を紹介する。粘土板一つひとつについて計算過程・思考過程を省略せず提示し,古代文明の息吹が感じられるよう丁寧に解説した。