- 水左記
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八木書店古書出版部 八木書店
前田育徳会尊経閣文庫 石田実洋- 価格
- 35,200円(本体32,000円+税)
- 発行年月
- 2017年05月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784840623650
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[BOOKデータベースより]
水左記―承暦元年
[日販商品データベースより]水左記―承暦元年 裏書
水左記―永保元年
水左記―永保元年 裏書
水左記―抄出本 康平五年‐応徳三年
参考図版
平安時代後期の公卿、源俊房(1035〜1121)の日記。他に記録の少ない、摂関期から院政期への移行期を記述の対象としており、また、藤原氏の日記ではあまりみられない記事(薬師寺最勝会関係など)を有するなど、公卿にまで上りつめた源氏の日記としても貴重である。
現存ゥ本で最も注目されるのが俊房自筆本八巻で、具注暦に記された暦記七巻と、別記一巻からなる。そのうち暦記二巻が尊経閣文庫の所蔵(他の六巻は宮内庁書陵部所蔵)で、現存する公卿の自筆暦記としては、藤原道長の『御堂関白記』についで古い。暦記は、記載スペースが限られることから、一日に書くべきことが多く存するとき、記述を紙背に続ける(裏書)、あるいは切断して別紙を挟み込む(継入紙)といった工夫がなされるが、『水左記』自筆暦記では継入紙はほとんどみられず、夥しい数の裏書が存する点が特徴といえよう。他に古写本は少なく、抄出本とはいえ、本冊所収の三条西家旧蔵本(室町期写)も重要な位置を占め、自筆暦記とこの抄出本とで、現存記事の大半を占める。
【本書の特長】
●具注暦に書かれた自筆本二巻の表裏を高精細カラー版で提供。
●墨朱濃淡・料紙の質感等、原本の様態を精緻に再現。
●表裏の対応が分かるように頭注を付した。
●石田実洋氏による原本調査を経た書誌解説を収録。
●他書に見える『水左記』の逸文を翻刻し収録。
●『水左記』の現存記事一覧表を付す。