西洋美術の歴史 ５

ルネサンス２　北方の覚醒、自意識と自然表現　

中央公論新社
秋山聰　小佐野重利　北澤洋子　小池寿子　小林典子　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2017年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784124035957

内容情報

[BOOKデータベースより]

イタリア各地でルネサンス期の芸術文化が華々しく展開した頃、アルプスの北側でも、それに勝るとも劣らない偉大な美術が実を結んでいた。ヤン・ファン・エイク、ボス、デューラー、ブリューゲルをはじめとする画家たちが、きわめて個性的な作品を生み出したのである。その背景には、画材や技法の驚異的な進歩や、美術市場の誕生などの社会的要因があった。独自な着想と南北の影響関係があいまって、精緻かつ大胆な世界が展開する。

第１章　カール四世とボヘミアの美術
第２章　パリの写本工房
第３章　レアリスムに向けて
第４章　人間と自然
第５章　南北交流
第６章　デューラーの悩み―ドイツ美術にとっての美と醜
第７章　アルプス以北一六世紀の宮廷と美術