- 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
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- 価格
- 869円(本体790円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062817141
[BOOKデータベースより]
「気づけば定職にもつかぬまま、30歳になろうとしていた。どんな小さなことでもいいから『ほんとうのこと』がしたい。初めて自分の心の奥底から出てきた、その声に従い、僕はパン屋になることを決めた」マルクスと天然麹菌に導かれ、「田舎のパン屋」へ。そこで実践する、働く人、地域の人に還元する経済と暮らしが、いま徐々に日本社会に広がっていく。ビール造りの場を求め、さらに鳥取・智頭町へ。新たな挑戦を綴った「文庫版あとがき」も収録。
第1部 腐らない経済(何かがおかしい(サラリーマン時代の話・僕が祖父から受け継いだもの);マルクスとの出会い(僕が父から受け継いだもの);マルクスと労働力の話(修業時代の話1);菌と技術革新の話(修業時代の話2);腐らないパンと腐らないおカネ(修業時代の話3))
第2部 腐る経済(ようこそ、「田舎のパン屋」へ;菌の声を聴け(発酵);「田舎」への道のり(循環);搾取なき経営のかたち(「利潤」を生まない);次なる挑戦(パンと人を育てる))
パン屋になって考えた。劣悪な労働環境のおかしさ、腐らないパンのおかしさ。ならば自分は人と違うことをしよう。「菌本位」のパンづくり、そして働いただけ、働く人に還元できるパンづくり。そのために、よりよい場所を求め、岡山県・勝山へ。資本主義の未来は、この本に詰まっている。文庫化に際し、さらにビール造りの場を求めて鳥取・智頭町へ行ったその後の話も掲載。
発売直後から全国、そして海を越えて韓国でも大評判になった
新しい仕事と生活の提案の書、待望の文庫化。
30歳になるまで、空回りしていた「僕」の人生。
夢に出てきたじいちゃんの「おまえはパンをやりなさい」という不思議な言葉に一念発起。
そしてパン屋になって考えた。
劣悪な労働環境のおかしさ、腐らないパンのおかしさ。
ならば自分は人と違うことをしよう。
「菌本位」のパンづくり、そして働いただけ、働く人に還元できるパンづくり。
そのために、よりよい場所を求め、岡山県・勝山へ。
資本主義の未来は、この本に詰まっている。
文庫化に際し、さらにビール造りの場を求めて
鳥取・智頭町へ行ったその後の話も掲載。
「腐らない経済」から「腐る経済」へ。パン屋の実践から資本主義の先の生き方を唱え、大反響を呼んだ書籍、待望の文庫化。