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- シリアからの叫び
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- 価格
- 2,530円(本体2,300円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784750514451
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[BOOKデータベースより]
世界の紛争地帯を取材してきた著者は、二〇一二年、シリアに入る。そこでは、「アラブの春」から始まった民主化運動が過激化し、国を取り返しのつかない混乱・崩壊へと導く内戦の火蓋が切って落とされていた。恐るべき拷問を受けた男性、レイプされた女性、瓦礫の中で必死の治療を続ける医師、脅迫を受けながらも毎日パンを焼き続けるパン屋、スナイパーのひそむ場所で子育てをする女性、そして兵士たち。声を奪われた人々に寄り添い、世界を揺るがすシリア内戦の実情をつぶさに伝える、緊迫のルポ。
第1章 ダマスカス―二〇一二年六月二十八日木曜日
[日販商品データベースより]第2章 ラタキア―二〇一二年六月十四日木曜日
第3章 マアルーラとダマスカス―二〇一二年六月‐十二月
第4章 ホムス―二〇一二年三月八日木曜日
第5章 ダーライヤー―二〇一二年八月二十五日土曜日
第6章 ザバダニ―二〇一二年九月八日土曜日
第7章 ホムス バブ・アル=セバー通り―二〇一二年十月十四日日曜日
第8章 アレッポ―二〇一二年十二月十六日日曜日
終章 戦争は終わらない―二〇一五年三月
目覚めると町は戦場になっていた
女性ジャーナリストが内戦初期のシリアに生きる人々を取材。砲弾やスナイパーや拷問の恐怖の下で暮らし、子供を育てるとはどういうことか。戦争とは、一体なんなのか。危険のただなかで語り出される、緊迫のルポルタージュ。
想田和弘氏(映画作家)推薦!
著者はシリアに入り、一般市民の目線でその恐るべき実態を描写する。彼女自身命がけ。よくもこんな取材ができたものだと圧倒される。本書はシリア人と著者の血で綴られた貴重な「歴史書」であり、平和な国の住民にとっては不吉な「予言の書」である。
全米各紙で絶賛!
ノーベル賞作家アレクシエーヴィチを彷彿とさせる。灼けつくような、必読の書。
―ミチコ・カクタニ(「ニューヨーク・タイムズ」書評)
必読。抽象的政治的な観点からではなく、あくまで人間に寄り添って描かれた、シリアの革命と内戦のルポ。 ―ロビン・ヤシン・カッサブ(「ガーディアン」書評)
2016年刊行と同時に、「パブリッシャーズ・ウィークリー」「ブックリスト」「カーカス・レビュー」「フィナンシャル・タイムズ」ほか全米で書評多数。