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- 昔話と現代
-
岩波現代文庫 〈物語と日本人の心〉コレクション 5 G348
- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006003487
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[BOOKデータベースより]
昔話の中には、時を経ても変わらない人間の心性の深層が映し出されている。昔話に出てくる殺害、自殺、変身、異類との婚姻、夢などは何を意味しているのか。西洋と日本の物語パターンの違いとは何だろうか。河合隼雄がユング心理学の手法で、グリム童話から日本昔話まで古今東西の伝説や昔話を読み解き、現代人の心の課題を浮き彫りにする。単行本未収録の村上春樹『海辺のカフカ』論も収載した、現代文庫オリジナル版論集。
1 グリムの昔話における「殺害」について
2 片側人間の悲劇―昔話にみる現代人の課題
3 日本人の美意識―日本の昔話から
4 日本昔話の中の他界
5 『風土記』と昔話
6 日本昔話の心理学的解明―「蛇婿入り」と「蛇女房」を中心に
7 猫、その深層世界―昔話のなかの猫
8 昔話の残酷性について
9 夢と昔話
10 境界体験を物語る―村上春樹『海辺のカフカ』を読む