「日米合同委員会」の研究

謎の権力構造の正体に迫る
「戦後再発見」双書　５

創元社
吉田敏浩　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2016年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784422300559

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本政府の上に君臨し、軍事も外交も司法までも日本の主権を侵害する取り決めを交わす“影の政府”の実像とは？謎の権力構造の正体に迫る。

１　日米合同委員会とは何か（銃を持った日本人警備員のいる都心の米軍基地；日本のエリート官僚とアメリカの高級軍人が集う合同委員会　ほか）
２　なぜ日本の空は、いまでも米軍に支配されているのか（「横田空域」―目に見えない空の壁；「横田空域」の法的根拠を開示しない日本政府　ほか）
３　日本占領管理はどのようにして継続したのか―「占領管理法体系」から「安保法体系」へ（米軍の特権を認めた日米行政協定；日米合同委員会の前身にあたる予備作業班　ほか）
４　最高裁にもあった裏マニュアル（『最高裁部外秘資料』に載っていた密約；民事裁判権に関する秘密合意　ほか）
５　密室の協議はこうしておこなわれる―富士演習場をめぐる密約（米軍による富士演習場の優先使用権密約；アメリカ議会の議事録から明らかになった密約の存在　ほか）

[日販商品データベースより]

厚い秘密のベールに包まれた日米合同委員会。日本のエリート官僚と米軍の高級軍人が月に２度結ぶ、日本の主権を侵害する無数の取り決めはどのように決定されているのか。その驚くべき実態が今明らかになる。