失われた宗教を生きる人々

中東の秘教を求めて
亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ　２ー１４
Ｈｅｉｒｓ　ｔｏ　ｆｏｒｇｏｔｔｅｎ　ｋｉｎｇｄｏｍｓ．

亜紀書房
ジェラード・ラッセル　臼井美子　

• 価格: 4,070円（本体3,700円＋税）
• 発行年月: 2017年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784750514444

内容情報

[BOOKデータベースより]

レタスを食べるのを拒否するヤズィード教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派、アダムの秘密を受け継ぐマンダ教徒…。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。

第１章　マンダ教徒
第２章　ヤズィード教徒
第３章　ゾロアスター教徒
第４章　ドゥルーズ派
第５章　サマリア人
第６章　コプト教徒
第７章　カラーシャ族
エピローグ　デトロイト

[日販商品データベースより]

秘教の中で、古代はいまだ生きている！



レタスを食べるのを拒否するヤジディ教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派、アダムの秘密を受け継ぐマンダ教徒……。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。衝撃のルポルタージュ！



解説＝青木健



「二十年以上前、初めて中東を訪れた私は、中東に恋をした。だが中東は、愛しがたい場所でもある。そこから届くニュースは苦悩に満ちあふれている。そして最も美しい面、つまりその言語や歴史、神などは、憎しみと偏見で汚されてきた。中東の宗教と民族のモザイク模様は、長く輝かしい歴史の記念碑とも言うべきものだ。しかし、これも現在、崩壊に向かっている。中東の多様な宗教が、まだその母国に存続している姿を見ることができるのは、おそらく、私たちが最後の世代となるだろう」（本書より）



ニューヨーク・タイムズ、ワシントンポスト、エコノミスト、各紙誌で絶賛！