[BOOKデータベースより]
めくってびっくり、迫力たっぷり。歌舞伎の世界へ、ごあんない!楽屋・女形・黒御簾などの専門用語や、江戸時代からつづく歴史をやさしく解説。がんどう返しやひきぬき・ぶっかえりなど、歌舞伎ならではの「けれん」がたっぷり。人気演目の名場面や、「知らざあいってきかせやしょう」の名ぜりふも紹介。大じかけ!絵本。
[日販商品データベースより]めくってびっくり、迫力たっぷり。観音開きのしかけで歌舞伎を楽しく学べる絵本。おどろきと感動がいっぱいの舞台をかぶきわらしがご案内。人気演目の名場面や、「知らざあいってきかせやしょう」の名ぜりふも紹介。
めくってびっくり迫力たっぷり!観音開きのしかけで伝統芸能を楽しく学べる絵本。白浪五人男ほか名場面も多数紹介。巻末に解説付き。
【内容】
子どもにしか見えない、かぶきわらしが、歌舞伎の芝居小屋を案内する。
玄関から入り、客席、楽屋、黒御簾。今日の演目は「白波五人男」。名場面、見どころ、名セリフを迫力のある仕掛け絵本で紹介。歌舞伎ならではの仕掛けや、歴史など、盛りだくさん。
【感想】
美味しいところだけ、いろいろ寄せ集めた豪華な絵本。
作者の歌舞伎に対する愛情が伝わってきます。
名セリフ「しらざあ、いって、きかせやしょう」(by 弁天こぞう in 浜松屋)が一通り乗っているので、実際になり切ってセリフを言ってみて楽しめる。ルビ付きなので、安心です。
泥棒がいよいよつかまりそうな場面で、一人ずつ自己紹介するとか、歌舞伎は知ってみるとつっこみどころ満載。ギャグがたくさんできそうだ。
この絵本でいろいろな仕掛けや演目を紹介してあるので、それぞれ実際に見たくなってしまう。
歌舞伎は難しい!という先入観がなくなり、「おもしろそう」と素直に思える一冊。
何の知識もなくても、絵をみているだけでよい、歌舞伎の超・入門書としてもおススメします。
白波五人男の、ラストシーンが、エキセントリックで面白い。
とにかく、江戸時代にたくさんの人が、よってたかって「おもしろさ」や「かっこよさ」を追求していった結果、今にも残る名作の数々ができたとよくわかりました。
歌舞伎のコスプレをやってみたくなるかも!?(渡辺諦さん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】