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[BOOKデータベースより]
人間にとって未知なる視座を持つ滑空者=鳥との、歴史的・文化的な関係を探る―。文学作品に描かれた自然を対象とする環境文学、民族誌として記録されてきた自然を対象とする人類学。その双方の視点から、人間が鳥をどのように捉え、語り、描いてきたのかを探る。人類が地球環境に甚大なる影響を与える時代=「人新世(アントロポセン)」に、人間中心主義からの脱却と、世界/自然とのコミュニケーションを可能にする思考を提示する。
序論―環境文学と人類学の対話に向けて
[日販商品データベースより]第1部 文学と人類学の対話(犬むさぼる呪術師―内陸アラスカのワタリガラス神話における犬肉食;鳥を“かたる”言葉:梨木香歩の“かたり”の“かたち”;リーフモンキー島のシャーマニック・パースペクティヴ的美学―ボルネオ島プナンにおける鳥と人間をめぐる民族誌;剥製の欲望から諸自己の詩学へ―一九世紀アメリカ文学における鳥の表象)
第2部 鳥をめぐる文学(日本近代文学における鳥の表象―夏目漱石「永日小品」と泉鏡花「化鳥」を中心に;人間中心主義の解体へ向けて―近代イギリス文学にみる鳥の表象の変遷;開かれた“想像力”、解放される“時間”:“いま・ここ”に遭遇する物語;鳥の名前の倫理学;座談会 鳥の表象を追いかける)
第3部 鳥をめぐる人類学(羽衣伝承にみるミンゾク学と文学の接点;アガチャーとキジムナー―ヤンバルクイナの生態学的特徴と沖縄の妖怪伝説;フィリピン・パラワン島南部の焼畑漁撈民パラワンの島の狩猟罠;カザフ騎馬鷹狩文化の宿す鷹匠用語と語彙表現の民族鳥類学;環境と虚環境のはざまを飛び走る鳥たち―狩猟採集民グイの民族鳥類学を中心に)
環境文学と人類学の双方の視点から、人間が鳥をどのように捉え、語り、描いてきたのかを探る。人間中心主義からの脱却と、世界/自然とのコミュニケーションを可能にする思考を提示。