- 西欧の衝撃と日本
-
- 価格
- 5,280円(本体4,800円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784585294054
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[BOOKデータベースより]
本書はイエズス会マッテオ・リッチが北京に到着、明朝の神宗帝に拝謁しようとした一六〇〇年から説きおこす。漢名利瑪竇のこの人物を「ルネサンス西欧の科学上の知識も中国の四書五経の学問も一身に備えた人間が、はじめてこの地球上に現われた」と叙述して読者を驚かす。そして「西洋文化と東洋文化を一身に備えた最初の世界人uomo universaleといえるだろう」と定義する。平川祐弘ならではの見事な歴史把握ではあるまいか。
1 イエズス会士や商人たち―膨脹するヨーロッパ
[日販商品データベースより]2 東西両洋の試験制度―勤勉と伝統と近代化の起動力
3 尊王攘夷と開国和親―明治維新と群集心理
4 幕末維新の渡航者たち―攘夷、親米、反米の心理
5 西と東のナショナリズム―明治日本の庶民の心
6 ロシヤにこだまする「黄禍論」―西洋帝国主義者のアジア観
7 乃木将軍と森鴎外―西欧化日本と和魂の行方
8 非西洋の近代化とその焦り―国民感情と国家理性
9 軍人の栄辱―日本における国家主義と国際協調主義
10 クローデルの天皇観―日本のこころを訪れる眼
近代西洋の外圧に、日本人はいかに苦闘し対応したか。西洋文明の衝撃の下で東アジアの一文明が示した対応の記録。「西洋史」「日本史」の枠を越えた二本足の学者・平川祐弘の古典的名著。