[BOOKデータベースより]
これまで自由意志/決定論の対立として論じられてきた難問を、自由とは何かという議論からいったん離れ、「分岐問題」の枠組みのもとで考察しなおす。従来の哲学が依拠してきた対立図式を根底から揺さぶり、自由をめぐる議論に新たな境地をひらく圧倒的論考。
第1章 分岐問題(導入;問題の構造 ほか)
第2章 自由意志(概観;意志と主体 ほか)
第3章 実現可能性(時間と様相;スコトゥスとアリストテレス ほか)
第4章 無自由世界(他我問題の反転;ストローソンとデネット ほか)
補論(時制的変化は定義可能か―マクタガートの洞察と失敗;無知の発見―猫の懐疑とウィトゲンシュタイン ほか)
多くの可能性から唯一の現実が選択されるという図式は正しいのか。この問いを糸口に、自由とは何かという哲学の難問に驚きの解を示す
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