[BOOKデータベースより]
あなたの余命は半年です―ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副医院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか?それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!
[日販商品データベースより]余命を告げられたら、どうしますか?対立する二人の医者と患者の最後の日々に涙が止まらない!
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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北区の太
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感動
面白かった。全く対照的なタイプの2人(もう1人を加えて3人といった方が良いのかもしれないが)の医者を軸に、医者の使命とは何かを問いかける作品。対極のスタンスを持つ2人を対比させながらという内容で始まったので、片方が善人、もう片方が悪人という構図を想像しながら読み進めたのだが、そんな単純なものではなかった。両者とも患者に向き合う姿勢は真摯そのもので、患者を助けたいという気持ち・情熱は人一倍。ただ、アプローチが異なるだけ。病気になった患者の様子・心情も見事に表現されていて、物語に奥行きを与えている。傑作。
ある病院で二人の医師が対立していた。患者の死を肯定する死神・桐子と、患者の生に望みを賭ける福原。二人は対称的な方針で余命少ない重病人に挑む。身重の妻を持つ会社員、念願の医学部に入学した女子大生、桐子と福原の友人の医者。三者三様に送る最期の時間、そして二人の医者が究極の選択に迫られる戦いの行方とは? 残された日々を通して描かれる愛、夢、友情、人生の光の数々。出版前から「泣けて仕方ない」と話題の医療ドラマ!