[BOOKデータベースより]
どこに住み、暮らしたのか。戦後まだ、いたるところで、乞食、サンカ、病者、芸能民、被差別民などの漂泊放浪民が移動生活をおこなっていた。かれらが、社会制度をはなれ、生活のよすがとした洞窟などの拠点「アジール」を全国に訪ね、その暮らしの実態を追うノンフィクション。もうひとつの戦後昭和史の貴重な記録。
第1章 サンカとハンセン病者がいた谷間
第2章 土窟から上る煙
第3章 大都市わきの乞食村
第4章 カッタイ道は実在したか
第5章 洞窟を住みかとして
第6章 有籍の民、無籍の民
第7章 川に生きる
第8章 地名に残る非定住民の歴史
国家の統治が及ばなかった「聖域」アジール。近代以降の漂泊民、被差別民、乞食たちが拠り所としたそれら洞窟などの実際の場所を、克明な取材に基づき描く民俗紀行ノンフィクション。
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国家の統治が及ばなかった「聖域」アジールの実際を、漂泊民、被差別民が拠り所とした洞窟などを取材して描く民俗ノンフィクション。